Venuesアート施設
月桂冠大倉記念館
建物は1909(明治42)年建造の実際に使われた酒蔵を改装したもの。貴重な酒造用具類(京都市指定・有形民俗文化財)や実際に発売された商品、写真などの資料の数々を保存・展示し、伏見の酒造りと日本酒の歴史を分かりやすく紹介しています。
見学の後には利き酒体験も可能。(未成年者・車を運転される方はご遠慮下さい)また、予約すれば実際の酒造りの様子を見学することもできます。
常設展
【道具・資料を通してわかる伏見の酒造り】
展示の中心は「京都市指定・有形民俗文化財」にも指定されている貴重な酒造用具類(6120点)。ここから代表的なもの約400点を、酒造りの工程にしたがって順に紹介しています。
他にも、明治時代に実際に発売された商品の実物や、かつて使われた広告用品など、時代を感じさせる品々も併せて展示。各時代ごとの酒蔵や作業風景の写真もあり、月桂冠の創業からの歴史や周辺地域の移り変わりの様子を知ることができます。
また、館内には酒造りの作業の際に唄われてきた「酒造り唄」が流れ、かつての酒蔵の雰囲気が再現されています。
【鳥羽伏見の戦いの遺物】
記念館では、今後随時伏見奉行所跡の発掘遺物による、伏見の歴史を紹介する企画展示が行われています。
2010年3月13日からは、「鳥羽・伏見の戦い」をテーマに、幕府軍が使った旧式の火縄銃の弾丸、並びに薩摩軍が使った砲弾や洋式銃の弾丸、ともに見つかった、戦火で焼けた跡を残す陶器製「通い徳利」などを展示。幕末の歴史舞台、当時の酒造業の営みを紹介します。
※「鳥羽・伏見の戦い」は幕末(1868)に起きた長州・薩摩を中心とした新政府軍と幕府軍が伏見を舞台に衝突した戦い。
この施設のおすすめ
【きき酒体験&売店】
見学のあとには、ロビーにて月桂冠の吟醸酒、プラムワインなどを試飲できるきき酒体験ができます。(未成年者や車を運転される方はご遠慮下さい)
また、売店では記念館の限定酒、奈良漬や酒まんじゅうなども販売されています。
【月桂冠酒香房】
記念館に隣接する伝統的な白壁土蔵の酒蔵「内蔵」(1906年建造)では、年間を通してお酒が醗酵している様子を見学することができます。規模は月桂冠が創業した1637年当時とほぼ同じ。毎年ここで造られた搾りたての酒も、時期・数量限定で記念館にて販売されます。
※見学には事前の予約、及び記念館への入館料が必要です。
また、見学時間・受付人数に制限があるため、時期によっては見学できない場合もあります。詳しくは施設までお問合せ下さい。
アート施設概要
住所 | 〒612-8660 京都市伏見区南浜町247番地 |
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お問い合わせ |
TEL:075-623-2056075-623-2056
FAX:075-612-7571 |
開館時間 | 9:30~16:30 |
休館日 | お盆、年末年始 |
料金 | 大人:300円 中学・高校生:100円 ※入場者にはおみやげ付き:純米酒(180ML)1本(未成年の方は「酒造り絵はがき」) |
webmaster@gekkeikan.co.jp | |
アクセス | 【京阪電鉄】 「中書島」駅下車、徒歩5分、または「伏見桃山」駅下車、徒歩10分 【JR・近鉄】 「京都」駅より、 近鉄京都線「桃山御陵前」駅から徒歩10分 またはJR奈良線「桃山」駅から徒歩18分 |
ホームページ | http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/ |
その他注意事項など
※団体の方(15名以上)、並びに「月桂冠酒香房」(酒造り)ご見学は電話予約が必要です。