Venuesアート施設

京都清宗根付館

日本で唯一の根付専門美術館。根付は江戸時代に印籠や煙草入れ、巾着などの「提げ物」を携帯する留め具として生まれ、次第に美意識と工芸技術が結集し、日本独自の文化に発展。現代でも新しい趣向を加えて継承されています。

清宗根付館では、「日本の良き伝統芸術を、日本人の手によって、日本に保管したい」と、6,000点以上の根付コレクションから、現代根付を中心に毎回約400点を常設展と月毎の企画展で公開しています。

※Instagramでも随時作品の紹介を行っています。→ netsuke_museum

旧神先家住宅(きゅうかんざきけじゅうたく)

清宗根付館の建物「旧神先家住宅」は、江戸後期・文政3年(1820)に建てられた武家屋敷です。屋敷を建てた神先家は、元は足利家に仕える武士でしたが、後に京都・壬生に移り住んでその後代々郷士となりました。

現在では洛中に残る唯一の武家屋敷であるこの建物は、式台を構えた住宅や主室の次の間からなる書院造りなど、上流民家としての特徴を今に伝えており、現在は京都市の有形文化財に指定されています。歴史ある建物空間で、優れた作品を創作した黄金期の雰囲気を味わいながら、作品を鑑賞することができます。

なお、付近には新選組ゆかりの地として知られる「壬生寺」、新選組が屯所としていた「八木邸」などがあり、周辺は幕末の歴史ともゆかりの深い地域でもあります。

特集:京都ミュージアム紀行「京都清宗根付館」

所蔵品

コレクションは現代根付(昭和20年以降に作られた作品)を中心に、江戸時代の古典根付を含めて約6000点。 1階と2階の和室にそれぞれ分けて展示されています。現代根付は作者である根付師ごとに作品が分けられ、間近に精巧な代表作の数々を鑑賞することができます。 また歴史的な建物という空間での展示も、実際に根付が広く使われていた江戸時代に、タイムスリップしたような雰囲気が味わえます。

アート施設概要

住所 〒604-8811 京都市中京区壬生賀陽御所町46番1号(壬生寺東側)
お問い合わせ TEL:075-802-7000075-802-7000
開館時間 10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日

月曜日(祝日の倍は開館、翌平日休館)
※状況により変更となる場合がございます。会館・休館日の詳細は美術館のWebサイト等をご確認ください。

料金 一般 :1,000円 小中高生 :500円(学生証をご提示下さい)
アクセス 【阪急電車】
「大宮」駅下車、徒歩8分

【京福電車(嵐電)】
「大宮」駅下車、徒歩8分

【市バス】
「壬生寺道」下車、徒歩2分
ホームページ http://www.netsukekan.jp/index.html

その他注意事項など

※中学生以上の入館時は「学生証」の提示が必要です。
※団体割引およびシルバー割引の設定はありません。
※館内は撮影禁止です。また、飲食・ペットを連れての入館はご遠慮くださいです。
※専用駐車場はございませんので、公共の交通機関をご利用ください。

展覧会

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