Venuesアート施設
杉本家住宅
杉本家住宅は、京都の中心部にありながら、江戸以来の大店の構えをよく伝え、大規模町家の構成の典型を示している京町家です。建物全体にわたって、京大工の技量が遺憾なく発揮されており、技術性・意匠性ともに優れたものをもっています。
元治の大火(1864/蛤御門の変に際する大火。別名「どんどん焼け」)の際に一度焼失しましたが、その後明治3年(1868)に現在の建物が再建。その建築・文化的価値が高く評価され、焼け残った土蔵3棟とあわせて、平成2(1990)年の2月に京都市の有形文化財に指定されました。
現在、年中行事の公開や年三回の企画展を開催しているほか、その他様々な催しも随時開催されています。
⇒2010年4月16日、国の重要文化財に指定されました。
※公式ホームページ 財団法人 奈良屋記念杉本家保存会
所蔵品
現在の建物は明治3年(1868)の棟上。通りに向かって戸口を開け、京格子を建て付け、「鰻の寝床」と呼ばれる奥へ深く建物が延びる構成、と典型的な京町家の姿をそのまま保っています。 暮らしのしきたりや年中行事の作法などを記した「歳中覚」など、代々伝来している古文書のほか、門徒の年中行事や商家の冠婚葬祭の機会に江戸時代から用いられてきた什器や祭具類もよく保存されており、江戸~明治にかけての民俗資料、工芸資料として高く評価されています。年に三度の特別公開時には、部屋のしつらえとして季節・行事にあわせその所蔵品を展示公開。特に夏の祇園祭の際には「屏風祭」を開催すると同時に、「伯牙山」のお飾り所としても利用されています。
この施設のおすすめ
特別一般見学コース(完全予約制)
一般の方も参加可能な見学コースを、予め日を定めて開催いたします。 時間:コース開催日の午前・午後(各日二回)、各回定員20名 料金:一般 1,500円、高校生以下800円(維持会員様は無料) 完全予約制ですので、見学日の二日前までに予めご連絡をお願いいたします。 → 一般見学コース開催日・詳細はこちら維持会員募集のお知らせ
「杉本家住宅」はその崩壊と散失を防ぎ、総合・恒久的な継承保存のために、財団法人奈良屋記念杉本家保存会を平成4年に設立し、京商人文化の継承保存の場として活動しています。 現在、その維持会員を随時募集しています。 維持会員になると、年三回の特別公開に招待のほか、その他の催し開催の際にもご案内していただけます。 また、希望の日に予約・内部見学をすることも可能となります。 ※詳細はホームページをご覧下さい。アート施設概要
住所 | 〒600-8442 京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116番地 |
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お問い合わせ |
TEL:075-344-5724075-344-5724
FAX:075-343-3773 |
開館時間 | 展覧会によって異なる ※詳しくはホームページをご覧下さい |
料金 | 展覧会によって異なる ※詳しくはホームページをご覧下さい |
narayakinen@sugimotoke.or.jp | |
アクセス | 【地下鉄烏丸線】 「四条」駅下車 地下通路26番出口から徒歩5分 【阪急京都線】 「烏丸」駅下車 地下通路26番出口から徒歩5分 【京都市バス】 四条西洞院下車 徒歩1分 【車でお越しの場合】 最寄の市営駐車場、 またはコインパーキングをご利用ください |
ホームページ | http://www.sugimotoke.or.jp/ |
その他注意事項など
※ 公開は、予め定められた「一般見学コース実施日(予約制)」または維持会会員様と同伴者様のみ予約いただいたご希望のお日にちに行っております。 詳しくは公式ホームページをご参照下さい。 ※ 年に3回、予約なし・入館料のみで内部を見学できる特別一般公開(企画展)を開催しております。