「いいのかな?って思った。」
所属しているSecondRoyalについてどんなイメージを持っていますか?小山内さん(SecondRoyal代表)の前ですが(一同笑・この日は小山内さんが同席していました)。
岩本 やっぱり所属する前はHALFBYとかHandsomeboy Techniqueとか、トロピカルな、サマーなイメージでしたね。入ってからもその根本は変わらないですね。
伊東 僕はバンドでお世話になる前から何回かイベント観てたんですけど、パーティ自体に「楽しいなあ」っていう印象を持ってて、だからMEXICOのライブができるってなったときに「いいのかな?」って思った。(一同笑) なんか、暗い部分とかもあるから(笑)。
石神 そうなんですよね、今回のアルバムが出来る前は暗い曲も作ってたんですよ。それをSecondRoyalにのせてもいいのかなっていう後ろめたさはありましたね(笑)。
そんなこともありつつ『His Jewelled Letter Box』がリリースされて、今度全国流通盤になりますよね。どこでも購入できるようになることで、これからHOTEL MEXICOを聴く人も多いと思うのですが「こう聞いて欲しい」というのはありますか?
石神 基本的に僕らが曲作りをするときって「こういうふうにしよう」って筋書きをあまり立てないようにやってるので、聴いてる人も「◯◯っぽいな」とか、それぞれのスタンスで聴いて欲しいですね。
3月9日に『His Jewelled Letter Box』が全国流通になって、13日にLive house nanoとSecondRoyalの共催イベントを控えています。nanoボロフェスタにも出演されているわけですが、nanoというハコにどんな印象を持っていますか?
伊東 僕はnanoにはいい印象しか持ってなくて、いつもやりやすいですよ。細かい話なんですけど、僕らちょっと機材がごちゃごちゃっとしてるんですよ。だからリハの時セッティングに困ったり、PAさんとの意思疎通がはかれなかったりするんです。けどnanoは最初にやった時から、ステージ側に任せてくれるというか、やりやすいようにしてくれるんですね。実際本番でもやりやすくって、楽しかったですね。
石神 nanoは店長の土龍(もぐら)さんが目の届く範囲でやってるからね。あとチャージフリーのイベントが多くて、若い人とか学生とか、お金がなくても気軽に遊びに行けるのがいいですよね。狭くてお客と近いので、お客さんと一緒になって何かを伝えたいと思いますね。
店長の土龍さんは、他のハコにないタイプの店長さんですよね。叱責もするし、賞賛もするという。
岩本 男気って感じ。(一同笑)
石神 僕らのバンドの中に土龍さんのモノマネする人がいるので、その人にこの質問を答えて欲しかったですが(笑)。僕らのライブに関してはすごい褒めてくれてて、嬉しいですね。
ボロフェスタをはじめとして、京都はイベントも多ければハコも多いですよね。そういう土地で活動する強みや良さを感じることはありますか。
石神 僕らのことを好きでいてくれる人たちとの距離が近い感じはすごいしますね。どこのハコっていうこともなく、メトロでやるにしてもnanoでやるにしても一生懸命聴きに来てくれるから。どこ行っても同じように。そういうところでライブやると、僕らもいいライブができるっていう強みに繋がってくると思います。