2010年に颯爽と現れた京都発の新星HOTEL MEXICO。初ライヴにしてDE DE MOUSEのフロント・アクトを務め上げ、その後も初の自主企画イベント「HOTEL MEXICO」、UK新人バンドThe xxのフロントアクト等とどまることのない勢いで音楽シーンを駆け抜けている。ライヴ会場・一部店舗での限定販売にも関わらずPitchforkやFADERといった海外ブログにも取り上げられ、高い評価を受けたデビューミニアルバム「His Jewelled Letter Box」が、満を持して3月9日に全国発売。活動開始から現在まで、そしてリリースと直後に控えるライヴについて突撃インタビューを行った。
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「自分たち的には、ポップなことがやりたくて、ポップなことをしてるつもりですね。」
――本日は宜しくお願いします。ますは、自己紹介からお願いします。
岩本 ドラムの岩本真明です。
伊東 ベースの伊東海です。
石神 ボーカルの石神龍遊です。
――次に、結成の経緯を振り返らせてください。
伊東 2009年の春くらいにこの3人と、今日は来てないんですけど菊池というメンバーで、ちょこちょこ曲を作り始めたんです。そのときはまだバンド名なんかはなくて。2009年の秋くらいにギターの水島とシンセの小林が参加して、HOTEL MEXICOっていうバンドになりました。
――バンド名はどのようにして決まったんですか。
石神 海さんが「こういう候補があるんだけど」って挙げてくれた中にHOTEL MEXICOがあって、みんなが「それいいね」ってなったんです。
――決め手は何だったんですか?
石神 響きのかっこよさだったんじゃないですか。たぶん。
伊東 たぶん(笑)。
――ライブ何度か拝見してるのですが、クラブっぽさもありつつ、ライブバンドとしても通用するパワーがありますよね。こういう音楽をやろうと思ったきっかけっていうのは何だったんですか?
伊東 自分たち的には、ポップなことがやりたくて、ポップなことをしてるつもりですね。ポップでかっこいいことをやりたい、っていうところからこういう音楽になりましたね。
――海外での評価も高いようですね。
伊東 最初ピックアップされたって知ったときは本当にびっくりしましたし、そこから連鎖的に去年の夏くらいから色んなところにバーっと取り上げられて、結構毎日びっくりしながら過ごしてます。
――なるほど。ではその音楽性の中で、これまで影響を受けたアーティストを挙げて頂けますか。
岩本 最近特にbeach popとかの、軽いリズムできれいなメロディの音楽に影響されてます。
伊東 僕は・・・mexicoでやってる音楽に反映はしてないと思いますけど、Hot Chipが大好きで、音楽に対する姿勢も見習っていきたいところがありますね。
石神 僕はけっこう幅広く聴いてるつもりで、クラブミュージックとか、バンドミュージックとか聴いてるんですけど、このバンドをはじめようとしてたとき、Italians Do It Betterってレーベルがアメリカで流行ってて、そこから一番濃く影響を受けましたね。