単純に音楽として感動させてもらったよ。
スタッフ二号 先月は新木場STUDIO COASTで10-FEETと共演をされていました。若い世代との共演はいかがでしたか?
SION 楽しいですよ。そういうのがきっかけで、BRAHMANのTOSHI-LOWやKen(KenYokoyama)にも会ったりしたから、刺激にもなるし。新木場は特にね。1年に1回や2回くらいあるんだけど、「こんなときもあるんだな」というくらいよくできて気持ちよかったライブだったんだよ。今年一番だったかもしれない。
スタッフ二号 その場に居合わせた人はラッキーですね。
SION いやいやいや(笑)10-FEETファンが圧倒的に多いわけだから、「なんだこの人?」って思われたかもしれないけど、全員ちゃんと聴いてくれてね。いい空間でしたよ。
彼(TAKUMA)が誘ってくれたんだよね、多分。対談したんだよ一回。俺の歌を聴いてくれていたみたいで、それから連絡は取っていなかったんだけど、今回のイベントでっていう風に声を掛けてくれたんじゃないかな。
スタッフ二号 10-FEETのTAKUMAさんは、その日のライヴのMCで「夢がかないました」とSIONさんとの共演を喜んでいたみたいですね。
SION 俺はライヴの日までに一回しか会っていなかったんだけど、ライヴの日に楽屋口の外でタバコを吸ってたのね。そしたら隣に来て、「お久しぶりです」って座って話すの。「曇ってきたかな」とか話すの。一回しか会ったことなかったけど、すんなり横にいるんだよ。あいつの持っているものなのかな。よろしくなーって。そういう雰囲気があいつにはあるんだろうね。
スタッフ二号 先程の話にもあったBRAHMANさん、花田裕之さん、アルバムに参加しているKenYokoyamaさん、SAICOさん、そして福山雅治さんと世代を越えて繋がっていくことに対して、面白いなと思うことはありますか?
SION TOSHI-LOWはね、アコースティックツアーを回っていたら、突然名古屋のライヴに来て、「どうした?」って聞いたら、「東京の日行けないんすよ。だから今日見に来た」って(笑)俺はTOSHI-LOWより、りょうちゃんが来てくれた方が嬉しいんだよって本人には伝えてるんだけど(笑)なんかね、いいやつ多いよ。うん。しょっちゅう外で会うってことはそんなに俺はないんだけど、自分が好きなやつといるってやっぱりいいよ。無理して誰かとやるより、すごくいい。SAICOなんかも、カオリ(川村カオリ)が2年前のツアーの最後に歌いに来てくれた時に、カオリが紹介してくれたんだけど。今回の「早く帰ろう」の出来にびっくりしてさ。単純に音楽として感動させてもらったよ。TOSHI-LOWは、「ちょっとやりすぎたっすかねえ」なんて(笑)いや、これじゃなきゃだめだって(笑)
スタッフ二号 お互いが居心地がいいと感じているから、相乗効果でいい作品になっているんですね。
SION ありがたいですよ。