→ 前回より
さて、もうちょっと大山崎山荘より。今回の冒険で得たのは、お庭の面白さです。
モネの絵を見立てて作られた池に水連がすごくきれいに咲いていました!
植物には、ちゃんと名札がついていて、植物図鑑の中に飛び込んだような気分になれますよ。日本では珍しい巨木にも遭遇できます。
ホームページに、お庭の地図がありますので、帰ってから眺めてみると楽しいかもしれません。あ、今、大山崎山荘美術館を検索したらカルガモの赤ちゃんが産まれたとブログに掲載されている!カモ親子に会えるかもですね!
お庭は、日本庭園でもなく、洋風の何かでもなく、ま、あまり手入れが行き届いていなくて、(特に梅雨時期だったので、ぬかるんでたり、枯れっぱなしだったり)そういうところがアットホームで私は好きなんです。
アットホームと言えば…、今回もモネの絵を見せていただいたのですが、2枚のうち1枚に
どうしてもサインが見つけられませんでした。誰もいないので、警備の人に聞いてみたら、
「うーん、館内の人は誰もわからないと思うなあ、一応、学芸員さんは奥の部屋にいるんですけどねえ、今いるかはちょっと…」という感じで、学芸員さんがいるのかあ…とそっちのほうにへえーと思った私でした。
前回は秋に来ましたが、今回は新緑の時期、曇り空でしたが植物がとてもとても美しかったです。
違う季節にも行きたいですね。(今回、写真データを紛失…)
「行っておきたい京都の美術館」お次は、堂本印象美術館ですね。
立命館大学の出入口にあるのですが…。
京都で泊めてくれた(私は現在、家が福岡県)立命出身の友人は「あー、あそこ。入ったことない」だそうで、「なぬ!?」と思いましたが、確かに行ってみると、存在感が豆腐みたいだったので驚きました。
(メインじゃないけど、脇の小鉢に独立している感じ??)
我こそは!という建物の主張のようなものがなくて、曇り空の下、すぐそばのバス停の壁のように、すぬんとおさまっているのでした。
だから、学生さんたちは「ああ、在るなあ」という、そんな感じで登下校されていたんでしょうかねえ。わかる気がしますよ…。
興味がないというわけではなくてね…。
そんな外観に私は、好感のもてる品のよさを感じました。
たとえば、わっ!何これ何があるの?って思わせるような派手な作りにすることもできたのだと思います。
強い色を使ってもいいですし、形が塔のようでもいいし、洗練されたホテルのように作ってもいい。なにしろ、この美術館は作家が存命中に自らの設計デザインで設立したのだから。(そういう人は世界でも稀なんだと、パンフレットに書いてあります)。
この美術館は、行き過ぎてないけど、よくみると、結構やってますねえ、という抜き差しで立っているように感じました。誇示しすぎない、ぎりぎりの線。
それでは、中に入ってみましょう!
(つづく)