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仙洞御所

投稿:2013年7月18日

先日簡単にgetした(→ 京都御所(うちの庭シリーズ)参照)観覧券でさっそく行ってきました。

梅雨の最中、しとしと降る雨に苔や青もみじの緑が一層引き立ちます。
観覧は11時と1時半の2回、各30名が定員です。
まずは時間まで門を入ってすぐの小部屋で仙洞御所の概観のDVD鑑賞。時間になると宮内庁の職員の方が来られ、観覧が始まります。

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こちらの御所は仙洞御所(上皇のお住まい)と大宮御所(皇太后のお住まい)の2つの建築群がありましたが、たびたび焼失に遭いました。
そして、嘉永7年(1854年)の大火で焼失した当時に上皇がおられなかったこともあり、その後造営されないままになって、今は大宮御所だけがあります。ここは現在でも天皇・皇后が入洛されるときのご宿舎となっているそうです。
私は建物がもっといっぱいあるのかと思っていたのでちょっと肩透かしを食らった感じがしましたが、その代りに庭園が素晴らしくて歩いているうち建物なんかなくてもいい!と思いました。広さは甲子園球場2個分ほどだそうです。

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大宮御所を過ぎると二つの大きな池があり(それはお堀でつながっている)その周りを回遊するのです。

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道は細く両脇にはびっしりと苔が生えてくねくねと池の中の島を通ったり小山になっていたり。橋も石組み、一枚岩、木製、立派な藤棚をくぐる橋…など変化に富んでいます。

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写真の手前に丸い石が敷き詰められていますが111,000個ほどあるそうで、州浜といい、海岸線のようです。日本庭園ってなにかに「見立てる」ということがテーマになっているのですね。(って今更・・・ですけど)
御所の中にこんなに広い庭園があったなんて何十回も通り過ぎながら気が付きませんでした。青々としたもみじがたくさんあったので、紅葉の季節に絶対来ようと思います。

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オマケ:御所の帰りに隣接する同志社大学に立ち寄りました。チャペルで月~金の12:30~13:00までメディテーションアワーというのがあり一般に公開されています。重要文化財の荘厳なチャペルでステンドグラスから差し組む薄暗い光の中、オルガン演奏に耳を傾けながらしばし瞑想(妄想?)にふけるのも良いものです。



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