→ 前回「レオナール・フジタとパリ展@「えき」=ギャラリートークの日」
その後、市バス急行の市バス100番で”宮ノ前町”下車=泉屋博古館にて、企画展のプレに15時~17時
あぁ~活き活きと生きているぅ~そんな新しい瑞々しい日本画が並んでおりました。
実は、櫻谷のことはこれまでぜんぜん、まったく存じませんでした。
「木島 櫻谷<コノシマ オウコク>展」~12月15日まで、四期の入れ替え有りです!
幸い私は泉屋博古館でボランテイアをさせて頂いているので、全て鑑賞出来そうです(喜)
圧巻の作品群を皆さんもお楽しみ下さいませ!
逆に、多くは語りません=きっと、その斬新な構図や色彩構成に感動されると思われます。
落款も興味深くて、作品へ押される位置とかも、改めて鑑賞し驚きもありました。
期間中に特別公開が同時開催されている、櫻谷の自宅・(財)櫻谷文庫へも次の日に走って参りました。
「櫻谷文庫」が北野白梅町の洛西中・高校のすぐ近くです。
泉屋博古館の”木島 櫻谷<コノシマ オウコク>展”の半券を提示されると、割引がございます。
受付にて靴を脱ぎます。
初めてのお宅にお邪魔するような緊張感があったのですが、解説の係の方の笑顔と、優しい語り口や、大正・昭和の懐かしい調度などなどで、次第に懐かしい祖父の家を思い出しました。
足踏み式ミシン・おくどさん・そして2階へ上がると、花嫁衣装の白木地がさほど黄変もせずに、美しいままに飾ってありました。
大きな窓は、今では入手困難と思われる、大正ガラス=少し波打った手作りのガラス!大きな開口部が夏には涼風をもたらし、西日が床の間になっていて心憎い設計です。
何より、高くって豪華な材質の天井が素晴らしい…
うっとりしておりましたら、裏の収納館兼ショールームの洋館へお誘い下さいました。靴を履いて、お庭を通り洋館へ移動します。
「お足元にご注意!」とあくまでも素敵なエスコートです。
それぞれに、解説の紳士が本当に博識で、解説お上手でよく理解出来て、それはそれは素晴らしい解説でした。ですから、櫻谷氏の生き様が大変分かり易かったです。
2Fはたいそう見晴らしもよくって、アトリエもテニス越しに見えるので、アトリエにもご案内頂きました。
映像が7分流れておりました。
涙チョチョギレレベルの、古き良き時代が映し出されているではありませんか!
広いアトリエの高い天井の開放感も手伝って、すっかりリラックスしてしまいました。
滞在時間は1時間を越えて、本当に木島 櫻谷氏の側面をお訪ねしてこそより理解て楽しめました。両館を行かれますことをお薦めいたします。
但し、櫻谷文庫は、12月15日までの間の金・土・日・祝のみ開館ですのでご注意ください。
木島櫻谷――京都日本画の俊英
文責:京おはるぅ~