討ち入りの日、山科大丸ではちびっ子による47士のパレードがありました。
吉良の首も白い布に包まれて、ちゃんとありましたよ。
14日午後1時からみやこめっせ 京都市勧業館 地階1階 大会議室にて「天皇と明治の美術」 東京藝術大学 大学美術館准教授 吉田 亮氏に記念講演の整理券が配布されますので、急いで走って行きました。
寒い日だったので、館内の順番待ちでヨカッタです!
ただ、12時半に辿り着いてしまって、本を持参でヨカッタです。
ただ、みやこめっせのごちそう展の影響で、かなりの来館者のため、ランチをしようとして目星を付けていたレストランは満員でした。サンドイッチ持参でこれも大正解(。。)v
さて、記念講演はテンポよく進められ、明治天皇陛下の御影のお話しが大変興味深かったのです。
それは、それまで、天皇陛下のお顔が一般には知らされていないという、よく考えてみれば当たり前のことを教えて頂きました。
はっとして、当たり前の認識だった明治天皇の肖像画が厚みのあるものに一瞬にして昇格!!
そして、描かれた絵を公式のお顔として世界各国へ写真として配信されて、エンペラーがおわすことを知らしめることに使われたそうです。
また、間近でじろじろとご尊顔を拝し奉れなかった画家は、お写真のお顔を参考に描くというパラドックスも教えて頂きました。
世が世なら、お顔を拝むことなど夢のまた夢で、パレードなどの時は土下座ポーズで頭を上げてはいけなかったのですものね!
また、最高の技術の最高の作品は、皇室からの注文と、一般からの記念の折に献上された物に分かれているのですってぇ~
上村松園さんは、注文されてから、なかなか完成出来なかったとか・・・
また、日本画では最高級の絵の具が多用され、その特徴は”碧・青・緑”にて納得出来ました。それらはまさに”宝石”な訳で、鉱物の素晴らしい発色はいつまでも色あせることは少ないそうです。
巴里をはじめとして、万博に作品や製品を出品することで、より切磋琢磨され、洗練されそしてお宝は国家の実力の顕示でもあったのです。それで、時代と共に名宝はより優美で、精巧なものになってゆくのですね。
織り物も細やかな絵画のままに素晴らしく、上質の特別の作品がめくるめく展示されてました。
細見美術館でつい先日に鑑賞済みの「ボンボニエール」も展示してあって、凄く嬉しくなって鑑賞しました=知ってるもんね。。。。と、心の中で呟く程度なのですが。。。。
世が世ならば見せてもらえない作品を、ぜひご覧ください。迫力満点で、作品は取りあえず、デカイのです。
京都だけの企画展で巡回はないそうですよ!
文責:京おはるぅ~