新年です。
皆さま、今年もよろしくお願い致します。
さて祇園に出て、今日は何必館へ。
その前に。
美術館のすぐ西横に路地があり、そこを入って行くと「甘泉堂」があります。
綺麗な生菓子にも心惹かれますが、私の冬のお楽しみを。
おしるこです。
こちらは、包装がとても凝っていて嬉しいのです。
美しい色の包みを開けると、落雁のような固まり(柄が押してある)と、まあるい焼き麩ーこれにも図柄が描いてあります。
そして、塩漬けの桜の花びらが入っています。
それらを器に入れて、お湯を注げば出来上がり。
甘過ぎず上品なおしるこは、本当に京都らしさを感じます。
おもたせに、とても喜ばれると思います。
そして、美術館の帰りに寄りたい喫茶店が、祇園 石段下にある「ぎおんー石」です。
このビルは、石の造形が一目をひく独特の存在感を放っています。
60年~70年代のレトロモダンな建築に興味がある方にはたまりません。
実は昨年に工事をしていたので、どうなっているか心配でした。
ガラッと様変わりしていたら、どうしよう。
エレベーターは塗り直しをされ、少し趣が変わっています。
内部は、ほとんど以前のまま。
太い石の柱がドーンと。
木製の天井と壁、カーペットにゆったりとしたソファー。
しかし、トイレが新しくなっていて残念。
あのレトロポップなトイレが好きでした。
これも時代の流れですね。
京おんなとしては、本当は秘密にしておきたい喫茶室。
祇園にあって、ゆっくりとできます。
抹茶ブリンと珈琲のセットをいただきました。
メニューも京都らしい(甘いもん)が揃っています。
→ 何必館の「山口薫」展レポートはこちら