子供を連れて、祭りに行くような感じにしたい
スタッフ二号 ダンスは機会均等!ツアーが9月に行われますが、このツアータイトルはどこから来ているのですか?
中川敬 ちょうど今作っている新曲のタイトルやねんけどね。
スタッフ二号 高校生半額、中学生以下無料にびっくりしました。
中川敬 9月のツアーからね。
スタッフ二号 このツアー以降も継続していくんですね!
中川敬 もちろん。昔からソウル・フラワーのライヴに来てくれてて、今30代後半〜40代前半の特に女性が、ライヴハウスに来にくくなってる。すごく簡単なことで、子供を連れてライヴハウスに行きにくい。実際、幼稚園と小学生の子どもがいて。ライヴ見に行きたいなって思っても行きにくいよね。しかも子供の分までお金を取られたら。子供連れて祭りに行くような感じにしたいっていうのがまずあって、三年くらい前に小学生無料にしてね、中学生半額をやった。でもまだまだ生ぬるいなって思って。もっと行っちゃえ(笑)。高校生を半額にして、中学三年生まで無料でいこう!ってのがこの9月からのツアー。
日本中いろんなライブハウスでやってきているけど、磔磔がベスト1
スタッフ二号 編成は違えど、中川さんは、京都、それも磔磔(※7)でライヴをよくやられている印象があります。ダンスは機会均等!ツアーでも磔磔でライヴをされますが、何か理由はあるのでしょうか?
中川敬 理由も何も、家から近いし(笑)。大阪のバンドってよく言われるけど、自分らの意識の中では京都ってのもある。まあ水島さんとも長いしね、ツアーに京都を選んでいるというより、地元感覚やね。
スタッフ二号 磔磔はミュージシャンにとってどのような場所ですか?
中川敬 以前、「ライブハウスって中川さんにとってなんですか?」って聞かれて、すぐに「磔磔」って口をついた。俺にとっての理想的なライブハウスが磔磔。日本中いろんなライブハウスでやってきてるけど、磔磔がベスト1やね。夜中とかもできたら完璧やね。民家に囲まれてるから21時までしか音出せないんやけど。
スタッフ二号 磔磔には、他にない独特な雰囲気がありますよね。
中川敬 まずやってる人間がほんとに音楽と人間が好きやしね。それがにじみ出てるよね。テリーさんのやってる拾得もそうやね。
※7 磔磔(たくたく)
1974年開業の京都老舗ライヴハウス。