以前ご紹介した植物園・下鴨神社に続いて、「うちの庭」というほど近く幼いころから慣れ親しんでいる、私の大好きな場所をご紹介します。
お盆の五山送り火の「妙法」の山、法の方の裏あたり一帯の低い山のふもとに宝ヶ池はあります。
確か灌漑用の人造池と聞いた覚えがあります。
池の周りは1.5km。ジョギング・犬の散歩、ウォーキングの人々で賑わっています。
周辺には桜の園や梅林をはじめ山つつじ、菖蒲などいつも何かしらお花が咲いています。池の中にはアヒル、亀、(水辺に打たれた杭で仲良く甲羅干ししています)鯉(大変発育が良い)などがいて和みます。
先日早朝のジョギング中に鹿が5頭ばかり悠然と歩いていたのに出くわしました。
山伏の人がほら貝の練習(?)をしていたり(それに合わせてアヒルたちが合唱します)おじいさんがアコーディオンを弾きながら歌っていたりとにかく時間がゆっくり流れる場所です。
奈良の正倉院の校倉(あぜくら)造りをデザインに取り入れたという国際会議場も、今やすっかり風景になじみました。出来たころはあの建物の地下には秘密基地があるという「都市伝説」があったのですが。サンダーバードがちょうど流行っていたころでしょうか。
いこいの森という広場の奥には葵祭や京都府警のデモンストレーションで活躍する「平安騎馬隊」の馬たちの厩舎と訓練場がありお馬さんたちを間近で見られますよ。
池の周りからそれて上高野方面に行くと「子供の楽園」があります。(入場無料)昔は競輪場だったそうで少し前まではすり鉢状の観客席がそのままあったのですがリフォームされて駐車場になりました。名物の巨大すべりだいや迷路は健在で休日には親子連れでいっぱいになります。
周辺の山は低くて山歩きにはもってこいです。妙法の「法」のてっぺんに出ると眺めがいいですよ。そこから火床をたどって下に降りると「松ヶ崎の大黒さん」の境内にでられます。
以前は狐坂がヘアピンカーブで怖かったのですが、道路が大胆に改造され車と自転車・歩行者が分かれて通行できるようになり随分楽になりました。トンネルから出て狐坂に差し掛かるときに一瞬京都タワーが見えるのがなんか 嬉しい気がします。
宝ヶ池公園(京都市緑化協会)