応仁の乱以前からある山。以前は「花盗人山」と呼ばれた。酒呑童子退治で知られる源頼光の家臣・平井保昌（ひらいのすけまさ）が、恋慕する和泉式部に贈ろうと御所の紫宸殿前に咲く梅の枝を手折ったところ、警備に発見され矢を放たれながらも持ち帰り、これをきっかけに和泉式部と結ばれた―という逸話がテーマになっている。山の上には梅枝を手折る武者姿の保昌人形が御神体として置かれる。
また、山の題材が恋物語に因むことから、宵山の際には「縁結び」の御守りが授与され、人気を集めている。

前懸・胴懸は円山応挙の下絵によるもの。水引はクジャクの羽を縫い込んだ刺繍の逸品である。

ご利益：縁結び
授与品：粽、縁結びお守り（数種有り）、護符など

山建て：12日9:00～
会所公開・売店：13日15:00～22:00／14・15・16日9:15～22:00
御朱印：13日15:00～22:00／14・15・16日9:15～22:00