2024年度の祇園祭山鉾巡行・及び関連行事(宵山等)は本来の形にて開催予定です。
※状況によりやむを得ず予定が変更となる場合がございます。詳細・最新情報については公益財団法人祇園祭山鉾連合会及び各山鉾町のホームページ等をご確認ください。
〜 京都の街中がミュージアム! 〜
鉾の名の由来となっているのは中国の歴史書・史記にある故事「鶏鳴狗盗(けいめいくとう」。中国戦国時代、賢人と名高い斉国の宰相・孟嘗君(もうしょうくん)が秦国に使いとして訪れた際、騙されて幽閉されてしまう。孟嘗君は密かに脱出し、何とか国境の函谷関(かんこくかん)まで逃げたが、真夜中のため門は閉ざされていた。そこで部下が特技の鶏の鳴き真似をすると周囲の鶏たちもつられて一斉に鳴きだし、朝と勘違いした門番は開門。そのおかげで脱出できた、というエピソードである。
これになぞらえ、鉾の「天王座」には孟嘗君と雌雄の鶏がご神体として祀られている他、鉾先の錺は三日月と山を組み合わせたもので山中の函谷関を孟嘗君が夜に通り抜けたことを示している。京都歴史上最大の火災とされる天明の大火(1788)で一度焼失したが、50年後に復興された。稚児人形「嘉多丸」は鉾復興の際に作られたもので、後の明治天皇皇后の兄・一条実良の幼少期の姿がモデルとされる。
前掛に用いるのは国の重要文化財にもしてされる16世紀のベルギー製タペストリー。旧約聖書の創世記の場面「イサクに水を供するリベカ(イサクの嫁選び)」が描かれている(巡行時は復元品を使用)。また、京都の染色家・皆川泰蔵作の、古代エジプト壁画をモチーフにした「エジプト天空図」やフランスの世界遺産「モンサンミッシェル」の懸物も見どころ。
ご利益:厄除け・疫病除け
グッズ:粽、手ぬぐい(数種有り)、扇子 など
鉾建て:10~12日7:00~
曳き初め:12日14:00~
会所公開・売店:13日10:00~22:00/14・15・16日9:00~23:00
御朱印:13日10:00~22:00/14・15・16日9:00~23:00
鉾搭乗:13日10:00~22:00/14・15・16日9:00~22:00
※粽・搭乗券ご購入の方対象
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