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2024年度の祇園祭山鉾巡行・及び関連行事(宵山等)は本来の形にて開催予定です。
※状況によりやむを得ず予定が変更となる場合がございます。詳細・最新情報については公益財団法人祇園祭山鉾連合会及び各山鉾町のホームページ等をご確認ください。

祇園祭 2024

〜 京都の街中がミュージアム! 〜

きたかんのんやま北観音山

通称は「上り観音」。御神体は楊柳観音像と韋駄天立像。創建は文和2年(1353)と記録が残っており、応仁の乱の時代から隣町の南観音山とは1年交代で山を出していたといわれる。
明治4年から平成23年までは後祭の先頭となっていたが、平成24年(2012)からは幕末以前の巡行順に戻されたため、橋弁慶山に続き25番目(後祭では2番目)の登場となっていた。令和5年(2023)からは隔年交代で南観音山と後祭の2番目/6番目を進むことになった。

鉾ではなく「曳山」であるため、毎年鳴滝から取り寄せた赤松を真木として屋根上に立てている。史料には「左三の枝に尾長鳥あり」と記録があり、2014年からは新調されたカラフルな木製の尾長鳥が松に留まっている。
(江戸時代の絵図では鳩が描かれており、2013年までは木彫の鳩が用いられていた。しかし古文書などから南観音山と入れ替わっていることがわかり、2014年から北は尾長鳥・南は鳩に戻された)

巡行時は見送の横から楊柳観音を示す柳の枝を差し出す。これは仏教行事の「観音懺法(かんのんせんぽう)」に因むもの。柳の枝は衆生に寄り添い救おうとする観音菩薩の誓いの証で、病除け、邪気払いの利益があるとされ、巡行の後は御守りとして町内に授与される。

ご利益:厄除け・疫病除け
授与品:販売無し(粽は関係者のみに配布)

鉾建て:19~20日8:00~
曳き初め:20日15:00~(一般参加不可)
会所公開・売店:なし
御朱印:21・22・23日10:00~21:00
※鉾搭乗は行っていません(関係者のみ)