2024年度の祇園祭山鉾巡行・及び関連行事(宵山等)は本来の形にて開催予定です。
※状況によりやむを得ず予定が変更となる場合がございます。詳細・最新情報については公益財団法人祇園祭山鉾連合会及び各山鉾町のホームページ等をご確認ください。
〜 京都の街中がミュージアム! 〜
「下り観音」とも呼ばれ、かつては後の祭の殿(しんがり)をつとめていた。平成24年(2012)の巡行順変更に伴い、29番目(後祭では6番目)に。その後令和5年(2023)からは隔年交代で北観音山と後祭の2番目/6番目を進むことになった。
御神体は北観音山と同じく楊柳観音像と善財童子像。南観音山の楊柳観音は頭から袈裟をつけて座った姿をしているが、これは瞑想中の様子を表す。鎌倉時代の作といわれるが、京都歴史上最大の火災とされる天明の大火により頭胸部のみが残り、江戸時代に童子像と共に補作された。巡行には観音菩薩を示し病除けの利益があるという柳の枝を挿し、山の四隅には菊竹梅蘭の木彫薬玉をつける。
天水引は近年復元新調された塩川文麟下絵の「四神の図」。下水引は日本画家・加山又造原画による飛天奏楽図である。見送は昭和63年に加山又造の「龍王渡海図」を新調して使用。後懸には江戸時代からのインド絨毯を使用していたが、平成22年には新たに「中東蓮華水辺に魚文様」のペルシャ絨毯をイラン・ミリー工房より購入・使用している。
「北観音山の観音様は男だが、南観音山の観音様は女性である」という言い伝えがあり、巡行前日の23日深夜には布でぐるぐる巻きにした楊柳観音像を御輿に乗せて町内を走り回る儀式「あばれ観音」が行われる。「あばれさせて北観音山の観音への恋心を鎮める」などいわれは様々だが、定かではない。
ご利益:厄除け・疫病除け
授与品:粽、手ぬぐい、うちわ、土鈴、扇子など
鉾建て:18~20日8:00~
曳き初め:20日15:00~
会所公開:21・22・23日11:00~17:00
会所売店:21・22・23日12:00~21:00
御朱印:21・22・23日12:00~21:00
鉾搭乗:21・22・23日11:00~17:00
あばれ観音:23日23:00~0:30頃
※日和神楽後の深夜に行います