綾傘鉾と同じ、山鉾の古い形を今に伝える「傘鉾」。幕末の蛤御門（禁門）の変の後も巡行に加わっていたが、明治5年以降はほぼ消滅、道具類も散逸していた。しかし昭和60年（1985）から徐々に町内の努力で再興され、昭和62年（1987）に117年ぶりに傘鉾本体と踊り・囃子が揃って巡行に復帰した。
祇園唐草模様の大傘に錦の垂（さがり）で飾った花傘を中心に、綾傘鉾同様、赤熊（しゃぐま）鬼面 の棒振り、踊り手、囃子方が歩いて巡行する。こちらは室町時代に京都から広まった「風流踊り」を起源とする滋賀県の滝樹（たき）神社に伝わる「ケンケト踊」をもとに構成したもので、舞手や囃子を子どもたちが担当している点が特徴。

ご利益：招福・厄除け
授与品：粽、お守り（各種有り）、手ぬぐいなど

鉾建て：14日7:00～
売店：14日15:00～22:00／15・16日12:00～22:00
御朱印：14日15:00～22:00／15・16日12:00～22:00
※会所公開なし

囃子：14日19：00～／囃子踊り：15・16日19：00～

※上記は2023年度の情報です。2024年度のスケジュールは変更となる場合があります