投稿:2011年4月28日
何必館に入館するたびに、快感に近いものを感じてしまう。 自分だけがこの場所を知っているのではないか、まるでこの場所は自分だけの場所であるかのような錯覚を覚える。 それも、この何必館の静寂さのせいだろう。ここは世間とは違うペースで時を流れている。 1月21日~3月6日まで行われていた「躍動する昭和 木村伊兵衛展」。 木村伊兵衛の写真に映る人、都市、農村。文化はもちろん違うし、社会の流...
投稿:2011年2月17日
© Junzo-Terada美術館「えき」KYOTOで開催されている「寺田順三展 COMES MART」。いつも私が赴くような展覧会とは違い、様々な動物のキャラクターが並んでいた。そして色のタッチもすごくソフトで、どのキャラクターも可愛らしい。 この展覧会のタイトルでもある「COMES MART」のカムズとは「僕の世界に入っておいで」という意味が込められているらしい。私が特に「僕の世界」に入り込め...
投稿:2011年1月11日
祇園のど真ん中にある何必館。 喧騒の中にありながらも、館内は静寂とした雰囲気でゆっくりと時が流れていたようだった。 入館してまず目に入ったのは、大きな写真のスクリーン。 どれも路地裏を撮影したものだった。 彼の写真は初見であったが、安堵感に満ち、どことなく温もりを感じた。 何故こんなにも温もりを感じるのだろうか。そんな疑問を抱きながら2階へと向かった。 《帰還 2009》 2階には「帰還...
投稿:2010年12月23日
アーティスト・イン・レジデンスとは? アーティスト・イン・レジデンスとは、芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながらの作品制作を行わせる事業のことだ。 今回、京都芸術センターに招聘されたのが、ノルウェー出身のベティーナとスウェーデン出身のシモン。この二人は、約3ヶ月間にわたり京都の人と魚料理を作り、食卓を囲んだ。 ベティーナとシモンの「魚料理」プロジェクト―「食...