細見美術館では、12g津24日まで「末法-Apocalipse」展が行われています。 仏像・曼荼羅は興味がないという方もいらっしゃるかもしれませんが、お寺へお参りに行く、と思えば良いでしょう。 むしろ暗いお堂の中よりも明るい展示室ならば作品を見比べたりしっかり鑑賞することができます。 展示品のなかでも超一級なのが、長谷川等伯・与謝蕪村・円山応挙・司馬江漢・酒井抱一の手による「流水...
立命館大学国際平和ミュージアムでは、12月23日まで「儀間比呂志版画展」が開催されています。 作者の名前は知らなくても、「儀間」という名字からは沖縄を連想できます。 今回は三重県で美術教諭をされていた奥田豊さんという方のコレクション68点が展示されていました。奥田さんは2年前に、そして儀間さんも今年の4月に亡くなられたということですが、二人の平和への思いがひしひしと伝わる、力強い版画展でし...
木島櫻谷の世界を紹介する展示企画が、京都市内3か所で開催されています。 そのひとつ、京都文化博物館の2階展示室では、平成28年に京都府に寄贈された大橋家旧蔵の木島櫻谷関連資料を中心に展示されていました。 大橋家は、木島櫻谷が生まれ育った三条室町の近くにあった家で、昔から櫻谷と交流を持っていました。 例えば、京都画壇の画家・今尾景年の作品「安宅関図」。今尾景年は櫻谷と同じく三条室町の町...