洋画家、荻須高徳(1901-1986)の回顧展である。 文化勲章受章者でもあり、20世紀を代表する洋画家の一人です。 よって、名前も知っているし、パリの風景を描いていた作品も何度か目にした事はありますが、回顧展となるとその作品をまとめて観ることの出来る良い機会です。 パリの風景と言えばやはり佐伯祐三とユトリロが思い浮かびます。 佐伯のパリの風景は、スピード感があり、また寂し...
荻須高徳の生誕110年を記念する回顧展、生誕110年記念 荻須高徳展 ~憧れのパリ、煌めきのべネチア~、が美術館「えき」KYOTOで開かれているので覗いててきました。 展示は、パリ、ベネチア、肖像画と静物画に分類されています。 今回、不覚にも展示作品のリストを入手し損ない、作品名がハッキリせずいささか困っています。 パリの絵は生気が漲っています。荻巣の作品は、近くで見ると迫力があ...
本日は、母と一緒に京都です。 まずはいつもよりゆっくりめにでてきて河原町の「魚心」さんでお昼をいただきました。 こちらっていうとぶっちぎり寿司で有名ですよね。でかいの。でかいけど安いので、ここでいただくと割と安くつくのだ。 お昼ということで、8貫で1000円のお昼定食があったのでこちらにしました。 茶碗蒸しをつけるとプラス100円なり。 なんとな~く、夜いただくのより小さめにしてるか...
緑に囲まれ、てくてく… ここはどこかというと! アサヒビール大山崎山荘美術館へ向かう道です♪ 「かんさいいすなう」展に行ってきました! 多種多様な椅子が展示され、座ってみることも出来るこの展覧会。 知り合いの間でも話題になっていたので、ずっと気になっていたのです。 山崎駅から美術館まで私は無料バスに乗せてもらったのですが、歩いておられる元気な方もいまし...
京都の夏の風物詩のひとつ、8月16日に執り行われた五山送り火を見に行った。 京都市内のいたるところに見物スポットがあるが、今年は大文字をみるべく、出町橋たもとに場所をとっての見物。鴨川の西側からは大文字がとてもよく見える。大文字の点火は八時だが、七時を回る前から大勢の人が詰め掛け、普段の鴨川の穏やかな景色からは想像がつかないほどの人込み。 当日午後に一度行って場所を確保し、七時...
昨秋、南禅寺から永観堂に紅葉を訪ねました。大変な人出で、人に疲れ緊急避難したのが相国寺。紅葉ではあまり有名ではないものの、相国寺にも紅葉はあります。 [昨秋の相国寺の紅葉] 相国寺といえば、狩野光信によって法堂の天井に描かれた鳴き龍が有名ですが、この龍、八方睨みの龍でもあります。 私的、龍の見方 法堂に入ると係りの方が天井の龍の説明をしてくれます。周囲の...
「京都で遊ぼうART」を見て気になっていた京都芸術センターの夏休み企画展。 謝琳、瓜生祐子、河地貢士、林智子という4人の作家さんの作品が展示されています。 (展覧会概要はこちら) ギャラリーのまっ白な空間の中に入って、まず目に飛び込んできたのは 謝琳さんの《Growing》という作品。 お砂糖で出来た砂漠のような地上の上に、ウエディングケーキを模した 塔が建っていて...
桜の花を美しいなあとしんから感じるようになったのは40歳を過ぎてからだ。 咲いているのを見ればきれいだとは思う。でもそれだけだった。 どうしてみなが「桜、桜」と騒ぐのかよく分からなかった。 近所の図書館の入り口近くに1本の桜がある。いわれも特に聞いたことがない。どうということはないソメイヨシノである。 図書館内のメインの書棚群で本を探していてふと横を見たら、その季節には咲きほこる桜...