大丸ミュージアム京都では、2018年に惜しまれながら92歳で亡くなったかこさとし先生の展覧会「かこさとしの世界展」が18日まで開催されています。 会場入口では、美術史家の辻惟雄先生との対談映像があり、若き日に紙芝居を作った思い出話に花お咲かせられていました。 珍しいものでは、かこ先生の自画像がありました。 また、びっくりするのは絵本「とこちゃんはドコ」の下絵。沢山の人々が何時間も...
京都髙島屋で10日まで「りぼん展」が開催されています。 私は小学生の頃マンガは買ってもらえなかったので、友達の家へ行って読ませてもらった記憶があります。 会場へ行くと、若い娘達であふれていました。一緒に来たらしいボーイフレンドは少し場違いなところに付き合ってしまったような表情をしていました。 展示作品で私がわかったのはちびまる子ちゃんだけでした。 作家さんへのインタビュー映像も...
龍谷ミュージアムで秋季特別展「日本の素朴絵」が11月17日まで開催されています。 11月2日にスペシャルトークがあり、愛知県豊田市の観音院に伝わる鈴木猪兵衛筆の「仏伝図」について、釈迦の一生についてどれがどの場面を表現しているか、四門出遊の話を伺いました。 今回のヒットはSobo-Quiz。しっかり解説を読み、「現存する円空仏は5400体」と少し記憶に残る問題は素晴らしいものでした。...
特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」、一目見ようと京都国立博物館に向かいました。普段は行列を作っているので、金・土曜日の夜間を狙って見に行きました。 第1章はかな書道をやっていた者には息を呑むような作品ばかりで、小野道風から大徳寺龍光院の寸松庵にある紀貫之筆「ちはやふる」などが並びます。 第2章は柿本人麻呂の色々な肖像画がありましたが、描かれている花弁が梅でも桜でも良い...
「知られざる複製の実力 ~コロタイプと文化財~」が12月1日まで虎屋京都ギャラリーで開催されています。 精巧に複製された様々な文化財が一堂に楽しめる展覧会です。 この複製を創り出した便利堂のコロタイプ印刷技術の工程を映像でじっくり勉強できるのです。また、便利堂の工房見学も事前申込制(11月21・22日、先着15名/13:30~15:00)であるそうなので、もしご都合のつく方は問合せの上出か...
10月25日に開催された、ろうそくの灯りで作品を見る特別鑑賞会でGallery PARCに行ってきました。 日本画家・菅かおるさんの個展が27日まで開催されており、その会期中の金・土曜日の20:00~22:00の間のみ、ろうそくの灯りで作品を鑑賞できます。 ろうそくの灯りで見ると作品に光が浮かび上がり、またろうそくを移動することによって影が生まれ、とても立体的に見えたりしました。...
首里城の焼失が話題となっていますが、京都では1950年に金閣寺の焼失が起きています。 この様子を描いた画家・川端龍子の展覧会が11月24日まで京都府立堂本印象美術館で開催されています。 東京での空襲の炎は描くことができなかった川端龍子ですが、金閣炎上を知った際は「瞬間に画心が燃焼した」と語られています。 堂本印象先生は、国宝防災週間ポスターの絵で金閣寺が焼けた際に残った黒焦げの骨組み...