“Get out! Is this really woodblock print?!”① (まじかよ!これがほんとに版画なの?!) 今回、訪れた展覧会、 「われらが住むこの国が、こんなにも美しいものだったのか」 と改めて気づかせてくれる作品の数々でした。 『新版画』と呼ばれる新しい芸術の波を代表するふたりの逸材。 それは、川瀬巴水(かわせはす...
祇園祭前日の海の日も猛暑でした。けれども、何必館.京都現代美術館に入ると、四条通りの喧騒も、汗の流れ落ちる暑さからも逃れられました。 すぐのところで出迎えてくれるのが、日本三景を描いた屏風じたての3枚の絵。 左にあるのは、上から見た雪の天橋立。真ん中は、金色の島がぽこぽこ海に浮かぶ松嶋図。右は厳島神社の鳥居から下の八割の部分を海がしめる厳島図。そういえば、厳島神社は海の神様を祀って...
JR伊勢丹の1、2階吹き抜けには祇園祭の山鉾の提灯がドーンと飾られお祭り気分と気温は38℃越えの絶好調! のなか 涼しさを求めて行ってまいりました。 そこには 旧き良き時代…明治、大正、昭和の初め当たりの日本の原風景がいっぱい並んでいました。歌川広重や葛飾北斎などによって大成された江戸時代の版画の次の世代です。 (吉田博 日本アルプス) 版画の中...
京都国立博物館で7月16日まで開催の「新収品展」に行ってきました。 2010年~2017年までに収集されたしなのうち80件が出品されており、展示品一覧を頂きましたが目甘作品である国宝の鏡は一番最後の部屋にあり、仏像の奥の展示室にありました。 当日は入館者も少なく、スタッフの私語も気にせず自分の観たいものだけを探して楽しめましたが、室内は冷房が効きすぎて寒さとの戦いでした。 織田信...
平成最後の七夕は、日本を記録的な集中豪雨が襲った。その翌8日は、京都の街は、まるで悪い夢から醒めたような、少し不気味な湿気をはらんだ晴れの日だった。 雨の関係で予定がキャンセルになったため、以前から行きたいと思っていた、京都国立近代美術館の横山大観展にいってきた。 絵を見に行くという行為は、ここ数年はじめたけれど、ものすごく個人的な体験であると考えている。 これまでの...
開幕から18日目で累計入場者数が5万人に達したそうです。やはり「横山大観」は人を呼べる、国民的画家です。7月3日(火)から後期展示がスタートしています。 わが家で1980年に京都市美術館で開催された図録を発掘しました。そして2012年に美術館「えき」KYOTOであった足立美術館所蔵の大観展にも出かけました。 明治元年水戸藩に生まれた大観の生誕...
9月30日まで、堂本印象美術館では「蘭島閣美術館コレクション」展が開催されています。 美術館の名前を聞いてもどこなのか、何のコレクションなのかイマイチピンとこなかったのですが、広島県呉市下浦刈島で1991年に文化地域振興を目的とした「ガーデンアイランド事業」の一環としてオープンしたという美術館でした。 コレクションの中心は京都画壇の作家作品で、よくぞここまで集めていただいたとい...
チケットをいただけたので、足を運びました。 ロック好きにはたまらないCDやレコードのジャケットが所狭しと壁面を埋め尽くしていました。 何より自動ドアから会場に入るなり、軽やかな音楽がガンガン響いており、巡るのは苦になりませんでした。 目が留まったのは、お笑いタレントの小藪千豊さんがロッカーでもあったこと。 他にも、知っている人には懐かしくそうでない人には新鮮な展示が多かったです...
京都国立近代美術館で開催されている横山大観展。 前期は7月1日まで、後期は7月3日~22日に行われます。 なかでも、東京国立近代美術館が所蔵している「生々流転」は、40mもあるため、今回全長18mもの展示ケースを用意し、~6月24日、6月26日~7月10日、~7月22日の3期に分けての展示となります。 水の一生、四季、一日の流転が楽しめます。 特に日本画は長期間展示ができないため、...