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Report & Review ボランティアライター・ブロガーの皆様からお寄せいただきました
レビュー・レポートを掲載しています。

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虹の会さんの記事一覧

万華鏡というと子供時代に誰もが一度は工作で作った、覗き込みながらまわすとカシャカシャ音をたてながら変化する小さい丸い筒を思い出すでしょう。 でも、京都文化博物館のすぐそばにある京都万華鏡ミュージアムは、大小のめずらしい万華鏡を展示している素敵な空間! 「あれ?実物大の舞妓さんの飾り物!」と思ったらそれは万華鏡! 大きな壷を覗き込むとそこにも! 展示ケースの上にあるものはすべて手にとって触...

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さまざまなものが空を飛び交うシャガールの絵を見るたびに、自分の足元までふわふわと覚束なくなるような、不思議な浮遊感を感じていました。 「愛の物語」と銘打ち、100点ものシャガール作品を集めた今回の展覧会では、ロシア時代の初期の作品から、幸福な結婚、死別の悲しみを経て追憶・幻想の世界へと変遷していったシャガールのたくさんの作品を年代別に追うことができました。 シャガールの作品は知...

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10月のとある昼下がり、友人と二人で京都文化博物館のシャガール展に出かけた。 会場に入るや、大きく引き伸ばされた白黒の家族写真が目に入る。 赤ちゃんを真ん中に若い夫婦が写っている。 「赤ちゃんがシャガール?」「パパがシャガール?」と、私たちは間抜けな会話をした。 当然シャガールはパパのほうだ。 今までに、いろいろな美術館展の中でシャガールの作品を見ることはあったが、シャガールの作...

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白いお皿にブルーの濃淡だけで描かれたイヤープレートや、いかにも上品なカップソーサーなど、ロイヤルコペンハーゲンの美しい陶磁器はデパートの陳列台でも楽しめますが、「魅惑の北欧アール・ヌーヴォー」と銘打つコレクション展となると、不思議な味わいがありました。 トカゲやヤモリ、ナメクジ、きのこなど、日本人の美意識からすれば、どうしても?マークがついてしまいます。 それが繊細に、精緻に、優美...

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今年の中秋の名月は9月30日だそうです。 天王町にある泉屋博故館は中国の青銅器で有名な博物館です。 その第4室は鏡の間。漢時代から隋・唐時代の銅鏡に出会うことができます。 その中の一枚、中唐時代の「月兎八稜鏡」をご紹介しましょう。 半径15㎝くらいの小さな鏡ですが、鏡の円形のくぼみ全体を月に見立て、それを背 景に菩提樹の下に兎が薬草をひている模様があります。 ま...

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今日も友人を連れ、東山五条の「河井寛次郎記念館」へやって来た。 ここへ連れてきた友人たちは皆、「よかったー」と口をそろえて言う。ちょっとした私の自慢の場所だ。 登り窯を併設した寛次郎の住居兼工房には、文化勲章、人間国宝をも辞退し「自分は生涯一陶工」として、その信念を貫き通した彼の人柄と作風が偲ばれる。 一方で彼は「釉薬の魔術師」ともいわれた。 土味のある器に赤い釉薬「辰砂」...

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山に囲まれた京都に暮らす者にとって、海は特別。 遠くに海が見えただけで「海や~!」とはしゃいでしまうくらい、海への憧れは強いです。 京都とヴェネツィアにどういうつながりがあるのかわかりませんが、 同じ千年の都にして、海の女王、ヴェネツィアを楽しもうと思って行ってきました。 ゴンドラに乗ってるような写真が撮れる?セットが置かれてました。 こういうのを見てしまうと、本場に行けな...

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茶道資料館は、茶道裏千家が茶道に関する資料の保管、収集、調査研究そして 茶道のさらなる普及のため昭和54年に開かれた館です。 今回は、70点ほどの展示ですが、新春の華やいだ、そして歴史を感じる展示でし た。 千宗旦作、茶杓。 江戸中期の塗師、春斎作の芽張柳棗。 3代中村宗哲作、飯椀や汁椀 等等… 2階には、裏千家の代表的な茶室「又隠」の写しが設けられています。 2...

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京の小袖展@京都文化博物館

投稿:2011年12月27日

駅で手にした美しいチラシ。 袖の形にくりぬかれていて中開きに開くことができます。 その美しさにちょっとした感動がありました。 チラシでさえこれだけ美しいんだから、実物を見ない手はないと思って行ってきました。   「京の小袖」展@京都文化博物館     「着物の原型といわれる「小袖」180点を桃山時代から江戸時代にかけて展観する時...

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泉屋博古館

投稿:2011年11月28日

京都東山、丸太町通の東端近くに泉屋博古館がある。 主な蒐集品は古代中国の青銅器。銅精錬を発祥とする住友家のコレクションである。 青銅器は四つの時代に分けて配置されている。 商(殷)の時代は紀元前千五百年、今から三千五百年前に遡る。 鼓や酒器、食器など祭器の表面を飾るのは「トーテツ(饕餮)」と呼ばれる原始の神様の文様。 神様が人間と同じ姿形を採るようになるのはずっと後の時代のことだ...

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