
フェルメールからのラブレター展
なぜ京都を訪れるのかって、
京都の文化や歴史を味わいつつ、トキメキを受信できる場所、美術館が存在しているからですよ。
教養を身につけるためですとか、そんなそんな。トキメキに敷居の高さは必要でしょうか。
さて、今回のトキメキは フェルメールからのラブレター展。
フェルメールは数多くの「手紙」をテーマにした作品を残しているそうです。
その昔、手紙は現在のメールよりも相手の筆遣いが感じられるものの、届くかどうかはかなり不確実。
届いた頃には差出人の身の上に変化が…なんてこともありうるのです。
そういった「気持ちのラグ」が手紙というモチーフを通じて、画題となる人物の心情の揺れをより克明にしているのかもしれません。
一抹のせつなさを味わいつつ、今回のキラキラ☆ヒラメキ計画、はじまりはじまり です。
きれいなボタン
フェルメールの独特の色使い、ご存知でしょうか。
彼が活躍していた当時、希少であったラピスラズリ(藍青色の鉱物)を砕いてつくったウルトラマリンは、まさに「フェルメール・ブルー」。
その色遣いを思い浮かべながら「感傷的な風味」を例の「感想作品」にぴりりと効かせられないものかしら。
どうしようかな。
ということで、今回ひらめいたのは、ボタン。
ボタン屋・エクラン(http://ecrin.cocolog-nifty.com/)
ボタンを主に取り扱っていますが、ブレード(服飾の材料の一種)や、ベルトのバックルなども取り扱っています。
女性誌「エクラ」(集英社:http://www.s-woman.net/eclat/)や、著名人では樋口可南子さんも注目されているお店です。
衣装を持ち込まれてボタンを選ばれるお客様も来店されているとのことで、なかなか本格的な雰囲気です。
ビーズ屋、というわけではありませんが、これぞ、というこだわりのアイテムをきっと見つけることができますよ。
色艶やかに輝く一点一点に、ご主人のこだわりが光っています。
主観ですが、京都のこういった「手芸な雑貨屋さん」は、商品自体がお店独特の雰囲気を纏っていることが多いように思います。
だから私は、それとなく、素材を見る前に店主の方に注目しています。あくまでも、さりげなくです。
さてさて、このきれいなビーズ、せつなく「涙」っぽくしてみようと思います。
どうなるでしょう。
フェルメールからのラブレター展×綺麗なビーズ→ 羽ペン
ということで、今回の計画で制作いたしましたのは、
「羽ペン」です。
え、手紙じゃあないのかい、という方。すいません、羽ペンです。
でも、ちゃんと書けますよ。
「きれいなビーズ」には、ゆらゆらさせて、今回の展覧会で感じた「せつなさ」を表現してもらいます。
なぜ羽ペンなのかと弁明いたしますと、
インクに限りがあるように、何かを伝えるためにペンを使う「人」でさえも、いろんな意味で「限り」がありますよね、
いろいろな制約に囲まれているように思う毎日でも、たくさんときめいて、次のキラキラを描いていけますように!
という期待をこめて、
今回のキラキラ☆ヒラメキ計画、感想作品は、
「羽ペン」でした。
いかがでしたか?
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でわでわ、また。