
歴史を彩る京菓子―継承される江戸期の美
京菓子資料館―京菓子司俵屋吉富の烏丸店に隣接する京菓子の資料館。
「和菓子の文化を正しく伝えていきたい」という目的のもと、
昭和53年に烏丸店の三階の資料展示室として設立され、その後昭和60年に財団法人となり、平成13年に現在の位置に移りました。
今回はそんな京菓子資料館にて開催中の 歴史を彩る京菓子―継承される江戸期の美 についてお伝えします。
砂糖の流通量が次第に増加し、和菓子の文化が花開いた江戸時代を中心とした京菓子の歴史を紹介する今回の企画。
当時の江戸時代の京都では、宮中の王朝文化の影響や茶の湯の発展とともに、当時としては非常に高価であった白砂糖を使った上菓子が誕生しました。
これが「京菓子」と呼ばれ、広まったそうです。
そう考えると、素材の流通は、新しい文化の形成の助けになっているかもしれませんね。
ただ、私は、その素材をどのように活かすのか、ということに力を注いだ「人」の存在にも注目したいなあとよく感じています。
今回の企画展では、お茶席も利用することができます。
リーフレットの提示、およびホームページ内のクーポンご提示、きものパスポートや修学旅行パスポートご提示などでさらにお得になるそうなので、ぜひこちらのサイト
京菓子資料館おしらせ http://www.kyogashi.co.jp/shiryokan/d-4-1.html
をご確認ください。
飴玉のような
ビーズです。
今回は、三条メルスリー様にて購入したビーズを使用します。
こんなケースに入れてもらいました。
他にもサンゴ色のビーズを購入しましたが、今回は「菓子」にちなんで飴玉のような上記の赤と白が混ざったビーズを使用します。
三条メルスリー様では、このほかにも様々な形のビーズ、ビーズパーツを取りそろえられています。
力強いラインが印象的なパーツもあり、印象的なデザインが多かったように感じています。
価格帯もお手頃ですので、気軽に立ち寄ることができます。
周囲のお店も雑貨屋や、以前紹介させていただいたお店も軒を連ねているので、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
飴玉栞
本を開くと、こんな感じに挟まります。
飴玉のようなビーズそのものの形を活かしたいなと考え、キャンディの包みのようにくるんでみました。
「包み紙」にあたるレース布も、もう少し目の大きな物にすれば、ビーズの地の色が見えてきそうです。
今回作ったものは京菓子とは離れたものですが、「京菓子がない世の中」だったら作らなかった栞だったかもしれないですよ。
そう言ってしまうと、きりがなくなりそうですね。
ということで、今回のキラキラは「飴玉栞」でした。
今回のテーマについて
今回使用した素材の取り扱い店
三条メルスリー
住所:〒604-8083
京都府京都市中京区三条通富小路東入ル北側
電話:075-708-8492
営業時間:11:00~19:00
URL:http://www.sanjo-mercerie.com/